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スライム

病室、所狭しと並んだベッドにはいずれも30cmほどの柵が設置されている。さらに、いくつかのベッドには拘束具と見られる鉄枷つきの鎖がついている
壁面で目につくのは酸化し黒ずんだ血の跡。かつてこの場所で看護師による入院患者の虐待が行われていたことを示唆する。元より身寄りの無い浮浪者や認知症の老人が死んだところで、誰が気にするだろうか
2階、3階の病室は、余りに多いベッドの数と拘束具の鎖を除けば、普通の病院とさして変わりはない。しかし、地下一階の病室は明らかに異様だ。うちっぱなしのコンクリートに、鉄格子つきの覗き穴だけがついた病室は、まるで監獄を思わせる造りである
病室内にあるのは、粗末なベッドとトイレだけだ。通路に面した鉄格子つきの覗き穴の他には窓と呼べそうな物も存在しない。この病室には、ベッドではなく奥の壁に鉄枷が設置されている。よく見ればその足下のあたりにも黒い染みが見える
シナリオとしては、現代か少し前の時代に、これをモデルにした私立精神病院を作ったおっさんが、身寄りの無い浮浪者や老人、処分を依頼された人間などを集めて隔離収容し、医療費の不正請求や報酬をもとに患者を使って魔術の実験をする
哀れな老人達をどうする?実在させるか、幻影か。実在させて、殺すかどうかの選択をさせた方が楽しいと思う
でも教団の拠点跡地で今はもぬけの殻だけどかつての狂気の残滓とそれに伴う幻影に語らせるというのもある
いやーやっぱ実在した方が楽しいやろな

行く宛の無い廃人、あるいは弱りきった老人たち、そもそもこんな病院に連れてこられたのはどこにも受け入れられる場所がなかったから、ここは廃棄場なんだ

そこからただ放り出してやったところで、誰もその後の面倒なんか見てくれない。野垂れ死ぬか、またどこかの似たような終末病棟に隔離されるか

後味の悪いエンディングができそうだ

探索者達が事件に気づくきっかけはなんだろう?知り合いの看護師からのたれ込み、失踪事件の調査、病院の不審死

おっさんの動機はなんだろう?魔術が絡むからには単にお金だけではないはず。非人道的な搾取も金が必要だからそうしているのであって、それが目的ではないだろう

好きに使い捨ててもいい人体と、豊富な資金。現実では大学の一部の教諭との癒着があったらしいから、魔術を利用した新しい医療の開発とか?

現実を大いに参考にして、○○大学の精神医療の権威である△△先生が勤めている病院ですって触れ込みで人を集め、殺しても問題無さそうなやつは緊急入院で地下隔離病棟に押し込める。外来は一階、普通の入院患者は3Fで、極一部は地下に隔離される

隔離された入院患者に対しては何をしても許される。通常では許可のおりない段階での人体投薬実験、外科手術の新しい手法、開発段階の医療機器の試運転など。

地下についての情報は機密事項であり、おっさんと大学の連中、経営の責任者、勤続年数の長い地下担当看護師しか知らない。その学術的価値、金銭的な価値、露見すれば自らの身も滅ぶという脅迫によりこの秘密は維持されている

さて、結局の目的で言うと、不老不死だろうか?永遠に老いることのない若くて力強い肉体、ご老人の先生方を魅了するには十分だろう。ついでに腐敗しながら生きている人らしきものや、過剰な再生で肉団子のようになってしまった者なんかが登場できそうだ

現代でやるなら看護師ではなく機械かロボット任せにしてもいいかもしれないが、人間であった方が悪と知りつつ加担した人数が増えるので良い。情報漏洩の観点からいくと看護師を入れるべきではないが、これはフィクションなのでそこまで気にしない

宛の無い一人旅を続ける探索者の古い友人、なんらかの事故で病院に運ばれた際、年老いた浮浪者ではなく若く健康な肉体を使いたいというおっさんの思惑により、地下に隔離される。哀れに思った看護師の一人Aが手紙をこっそりと受け取り探索者に送った

助けてとか、殺されるだとか、そういう言葉は使えない。ただ別れを告げるだけにしてくれ、それが私にできる全てであるとAは言った。Aの検閲を掻い潜るために暗号を用いて文章を作り、病院の名前を教える

探索者がその暗号を解き、病院を訪れるところからゲームがスタートする

問題は、いやそんな共通の暗号とか普通持ってないでしょっていう話で、これは、うーん、

暗号が潜んでいると気付かせるには無理矢理アイデアでも振らせればいいんだけど、でも実際にどんな暗号を使うかな。引き出しがないからたぬきぐらいしか思い付かない

暗号の解き方も簡単な暗号じゃないといかんからな。うーん

だるま、妊娠、胎児をもとに生える異形の腕、マドハンド

寿命による崩壊と再生、外郭を維持できず、骨は溶け、肌色の流動的な塊に、目らしきものや腕らしきものなどが現れては消えていく、スライム

受付で名前を尋ねても患者のプライバシーに関わるので居るか居ないかも答えられないと言われる。その後偶然近くにいて名前を耳にした看護師Aが探索者たちに接触する

どういう関係なのかを聞き出そうとする。しかし何も教えてくれない。彼女のことは忘れろと言う。説得は不可能。別れた後に尾行すると、関係者以外立ち入り禁止と書かれた指紋認証の扉に入っていく。看板には精神科隔離病棟の文字

扉の中は病院の一室らしい白基調の壁に覆われた大きな部屋で、パソコンの乗ったデスクがいくつか、資料棚、実験器具らしきものが乗ったデスクなど。地下監獄は汚いので、サンプルを摂取してこの部屋で観察を行う

地下一階、栄養材を静脈補給されてオムツをはかされた老人の群れについての情報、それらに対して行われている通常の非認可医療実験について開示される。地下二階のスライム、マドハンドについてはまだ開示されない。魔術の示唆もない?Aの日誌はあるかも

部屋の中にエレベーターがある。表示灯にはG,B1,B2の文字。押せば開くが、下に降りるにはまた指紋認証が必要

地下一階、地上とは違って剥き出しのコンクリートが作る灰色の廊下の左手には、小さな鉄格子つきの覗き窓がついた扉が連なっていた。中を覗けば、一般的な大きさの病室に所狭しとベッドが敷き詰められ、そこに質素な薄緑の病院服に身を包んだ老人達が寝ていた

ベッドはどれも30cmほどの小高い柵に囲まれていた。老人はそのいずれもが首?から点滴をうっており、腰から伸びる紐が柵に結びつけられていた。さらに幾人かの比較的若そうな者は手足をベッドに拘束されていた

鍵は外側からかけるだけの簡易な物がついており、簡単に開くことができる。中に入ると、何よりもまず分かるのはこの部屋に充満する強い悪臭である。汗と排泄物の織り成す不快な臭い、その発生源であろう者達を観察してみると、質素な病院服はワンピースのような造りになっており

下着の代わりに紙おむつを着用していた。彼らは探索者たちを見ると、掠れた声で「ごはん…ごはん…」「ころして…ころして…」「いたい…くるしい…」など口々に呟きだした

入ってきた者が見ず知らずの探索者であるとは気づいておらず、いつもの看護師と区別できないのであろう。それ故に、この異様な光景がこの場所における日常であるのだと嫌にも分かってしまう

点滴の袋には高栄養材?と書かれている。これについての資料は地上の入り口で開示しておく。このフロアには同じ病室が5つ、各部屋に10人ほどがすし詰められ、合計50人ほどの耄碌した老人達が生かされている

入ってきたエレベーターに戻り、地下二階へ移動する。こちらもコンクリートの灰色な廊下で、先ほどと違って扉の代わりに床から天井まで鉄格子が伸び、間仕切りとしてコンクリートの壁がある。まるで監獄のようなそこには、肌色の大きな袋のようなものが各部屋に一つ置かれていた

各部屋の前に指揮台のような背の高いスタンドが置かれ、そこに薄い紙束が載っており、一番上の紙には人物の氏名、年齢、顔写真などの個人情報が記載されていた

一枚めくると、その人物が初めてこの病院を訪れたときの問診から現在に至るまでの症状、観察結果をまとめたカルテのようなものであると判断できた

牢屋が4つ、皮の袋が3つ、一番奥の牢屋は空だった。カルテの表紙には、モブ、モブ、モブ、NPCの名前が書かれていた。眺めてみると、変異名という奇妙な欄があり、NPC以外の3つにはスライムと記入されている。そしてNPCのカルテにはマドハンド?マスターハンド?アーマリンも楽しそう

アーマリンはでも殴り合いに向かないのでちょっとあかんかな。NPC本体の一部が異常に発達した結果であるはずなので、まあやっぱ腕でしょ。でもマドハンドっていう名称はださい。マスターハンドは何がマスターなんか謎やし

ゴブリンっていう名前を使いたかったけど、でけえし腕だけだしなぁ

ゴブリン(腕)

尋常でない速度で成長する胎児、それを元にした身体の異常な発達を見せた個体をゴブリンと呼び、NPCは不完全ながら腕だけゴブリンとなることに成功した、とか


過剰な再生により寿命が加速しスライムと化してしまうというのが従来の問題点であったが、若い女性を母体に胎児を宿すことで再生の力が胎児へ向かう、結果として母体の寿命が無駄に加速してしまうことが無くなる

妊娠期間は一週間程度、種を注ぐとすぐに宿り、母体の再生が控えめになる。それでも通常の人間よりは遥かに良い訳だが、この妊娠期間中は胎児の発達が通常より早いことを除けば普通の人間とそれほど変わらない

ただし妊娠後期になると、胎児の身長が1mほどまでに成長し、母体の腹は四肢があっても動けないほどに膨らんでしまう。特筆すべきは誕生の瞬間で、胎児は生まれでるために母体の腹を強く蹴りあげ、膨らんだ腹部が暴れまわる時間が10分?ほど続く

しかし突き破ろうとした腹部の皮膚が破れるたびに再生し、膜となって覆ってしまうため胎児は出てくることができない。そのような状況が10分ほど続いた後、やがて動かなくなってしまう。激しく動いたために役目を終えた臍の緒が千切れ、酸素を取り入れることができなくなった胎児が羊水の中で窒息する

再生の力が胎児から母体へと戻ったこと、そして過剰に成長した後に体内で死亡した胎児を取り込んだことで、母体の身体に一時的な変化が現れる。腕や足といった部位が異常に発達し、長さは2m、太さは直径30cmほどになる。まるで死亡した胎児が腕になったかのように

このような発達を見せた個体をゴブリンと呼称することにした。現時点ではNPCのみ、それに腕しか確認されていない

殺した後に情報がアンロックされる方が楽しい気がする。スライムのカルテを手に取るとカチっという音と供に鉄格子が降りていき、スライムとの戦闘になる。資料を読むのは殺して落ち着いてから。スライム3、ゴブリン1、空室1(NPC)

NPCの資料にはか表紙だけでカルテが無く、ゴブリンと記載されている。鉄格子は最初から降りている。中には多少の私物があってもいいし、ゴブリンの腕なんかが落ちていてもいい

血の跡、精液、髪の毛、皮膚、肉

腹を破る、瞬時に再生、が繰り返されるなかで飛び散ったものたち、種蒔きの名残、おむつ、虐待の跡

スライムの骨は溶けたんじゃなくて砕けて小さくなってんじゃないか?一緒か

ゴブリンを生ませるか、最後にNPCのゴブリン出産シーンに立ち会って、おっさんが腹を切って出てきたゴブリン完全体と戦闘に、ただ調教前かつ投薬前なので制御不能な大男と似たようなもんで、NPCは出産で死ぬし、おっさんはゴブリンに千切られて死ぬし、ゴブリンは殴れば死ぬ

いやNPCは生き残るのか。そうだな。全部終わった後に会話イベントから殺してやるか

今は地下に詰めすぎだから、やっぱり老人搾取の会は地上だが認証通らないと入れない別棟にしよう。虐待やおむつの話は入れたいが、現代だとちょっとやりづらい。まず口が固く信用に足る看護師が虐待を行うかという話

でもなんとかして入れたい。昔話として?搾取の本質は変わらないが、虐待は無くなり病室もまともになった、とか

うーん、いや、これはフィクションなので、やりたいことを優先でいい。ただゲームとして面白くなるように配置を考えようという話。どうやって侵入する?カードキー認証でいいと思うけど、隔離病棟にアクセスできるのはAの他にはランクの高い医師、看護師に限定される

手術やらが行われるからには助手も機材も必要だろうから、看護師が一人なんてことはない。ただ、在職中で関わっている人物はみな固く口を閉ざすだろう。であれば抜け忍を探すか?抜け忍に会いに行ったところでアサシンと衝突とかにしてもいい

それこそゴブリンとかね。どうかな、微妙か。あまり風呂敷を広げたくないが、しかし病院地下だけの実質クローズドだと2時間ぐらいで掘り下げずに終わってしまう。ゴブリンの遭遇から始まってもいいんじゃないか?怪異とその裏にある悪意を味わってほしい

殺すこともできないゴブリンを放流して、それが原因で殺人や行方不明が起きる。奇妙な化物の噂も流れる。いっそNPCが逃げ出して相談してくるというのもある。いやちょっとないかな

せっかく5人もいるんだから、化物を追う組と、NPCを追う組があって、それぞれの視点で集められていく情報があって、そして病院に収束する。それができたら楽しいだろうな

警察や探偵はいる、作ってもらってもいい。それとは別にNPCから手紙を受け取った組が、入院してたとこから足取りを追いかけて病院へたどり着く。警察組はゴブリンやスライムの死体を鑑定して身元のとれた人物を探して病院へたどり着く

ワクワクするじゃん、作ってるときにワクワクするのはいい作品だよ、ちゃんと完成させられたらね

警察の上と下で二人、NPC友人枠が少なくとも一人、探偵枠が少なくとも一人、あと一人は探偵はグループのどちらかで

捜査を続けて病院に接触した段階で圧力がかかって捜査打ちきりとかしたいよね



まだニュース等にはなっていないが、街の裏路地なんかで奇妙な死体が数点発見される。肌色の皮にキレイに詰められたバラバラの人間の死体。各種の臓器、骨、血液までそのまま入っており、気味の悪いことに袋になっている皮はまさしく人間のもので、中身と同じ人物のものである

現場の警察官がこの不審な袋を発見し、ナイフで開いた際には、真っ赤な血が勢いよく溢れだし、袋から中身がこぼれだしたという

スライムとゴブリンの仕組みはもうちょい練る必要があるけど、物語優先である程度組み立ててから考えてもいいと思う。大筋と、やりたいことはイメージできたから、あとは組みながら必要に応じて情報を作成していく

スライムとゴブリンは普通に死ぬことにしよう。廃棄されたのは何故?新しいサンプルのために失敗作を捨てただけ?でもそれなら内側でこっそり捨てた方が角が立たないよね。内通者?

これをやめさせようと考えた看護婦がいた、スライムを一匹だけ連れ出した、でも当然バレて粛清され彼もスライムかゴブリンになり自己都合退職から突然姿を消してしまった。男はスライム、女はゴブリン

種付けおじさんの下りは必要ではないけど性的虐待は含ませたいよな。より効率的に行うためには必要とか。まあいいや

何故町にスライムとゴブリンが流出したのか?勝手に捕まえた浮浪者なら殺しても病院の数字には関係ない。中で処分しても問題ない。何故殺さずに外へ?殺せないのか?

スライムは動けなさそうなんだよな。動くことにするか?袋の中で自由に形を変えられる、流動的だってのを使えば、ちょっとした隙間から這い出て逃げ出すことができるかもしれない。最初の数匹が逃げ出した、だからより厳重な地下を作ってそちらに収納した

排水溝から逃げ出す?いやぁ、廃水処理でサヨナラするだけだな

例えば3階なり4階なりで生まれてしまった最初のスライムが、絶望して飛び降り、病院の裏手の地面で派手に炸裂して死亡、調査のためにやってきた警察が探索者

以後スライムの投薬は地下で行われることになるとか

でも最初から病院に行くのはちょっと面白くないな。警察が辿り着くのはDNA鑑定とかで入院患者であると分かってからの方がいい。最初に出会うのは街中か、森か、川か

スライムがいそうなところだし、河辺はどうだろう?川で血抜きをしようとした、でも偶然通りかかった人がいたので逃げ出してしまった、スライムがそこに残された


導入から考えてみると、やはり変死体の調査に赴くところからだろう。現場に到着すると血だまりの中に臓器や骨なんかが無作為に積み上げられている状態。現在時刻は朝、血の乾き具合から死亡時刻は本日未明。この場所でなんらかの殺人が起きたのではと考える

これを引き起こしたのは?例えばスライムになるのが投薬後数時間とかであれば、病院の不正治療について取材していたジャーナリストが捕まえられ、投薬されるも逃げ出して、家に帰る途中でスライムとなってしまう。その後カラスにでもつつかれて破裂

こうすると血液鑑定からジャーナリストの家への誘導がスムーズになるし、ある程度情報を開示できる。ジャーナリストがどうやって逃げ出したのかは不明、知らんがな

一発目はこれでいいだろう。ジャーナリストから病院へ繋がるも追い返され、次の手を考えている内に、深夜に自分自身でスライムに遭遇する。あるいは匿名の通報で。匿名の通報。かっこいいな

まだ袋のままのスライムに出会う。いぶかしんで調べるだろう。この際に袋の表面に顔らしき染みが見えるといい。目星で言葉を読むことができる。自分の名前を言う。そしてカラスがやってきてスライムが破裂する。盛大にいこう

スライムが語った名前が鑑識結果と一致し、病院の入院患者であると分かる。病院側からは、確かに入院していたが、昨夜逃げ出してしまったと伝えられる。それは事実であり、事件を明るみにしようとした看護師の一人が犠牲者を選んで連れ出し、スライムと化した患者を置き去りにした

昨夜の宿直担当は?と尋ねることでその看護師へと繋がる。ただし、今日は出勤していない

この時点では接触できないが、家に行くと内部告発のための資料を手に入れることができる。ただし警察の資料として保管すると闇に葬られるかもしれない。看護師そのものは病院に突入した際にスライムかゴブリンになって迎えてくれる

二匹目のスライムのそばには鍵が落ちていて、看護師の家に行くとオートロックのマンションであるがその鍵で入ることができる

いや、看護師が隠れ家として用意しているアパートの鍵でもいい


探偵側の展開はどうなっているんだろうな

NPCの親族、あるいは友人であるPCから探偵事務所に依頼が来る。連絡の取れなくなったNPCを探してほしい。発狂しなんとか病院に入院したはずだが、いつの間にかいなくなってしまっていた

なんとか病院を訪ねると、個人情報保護のため教えてくれる訳もないが、なんとかしてごまかしてもらうと、ここでは手に負えなくなったため例の病院へ転送されたと告げられる

最後がどのような状態であったかはどんな不定の狂気を持っていたかで適当にでっち上げる。病院について尋ねれば、そうした末期患者を受け入れてくれる場所だと教えてくれる。ただし、厳重に隔離され外部からは親族であっても会うことはできないと

病院へ行く。通常の診察は普通にやってるし、精神科の外来もやっている。ただし、精神科の入院患者はIDカードによってアクセス管理された別棟にいるため、関係する医師および看護師以外は会うこともできない

盗む、物陰や帰り道で奪う、説得は無理だろうな

看護師のユダは警察にアプローチをかけているので、この時点で探偵側に接触することは無さそうだ。じゃあゴブリンに動いてもらおう。入れないから裏口でもないかと病院の周りをうろついてもらう。そうするとガラスの割れる音、悲鳴、何かが落ちる音

探索者たちの傍に落ちたそれは、見覚えのある顔で、あるいは写真で見た顔で、探していたNPCその人であった。ただし記憶や写真と異なり、両腕と両足が失われており、服も身に着けていなかった。その腹は大きく膨らんでおり、彼女が妊娠しているであろうことは容易に想像できた

奇妙なのは、割れた窓ガラスは3階であるのに、そこから落ちてきたであろう彼女は怪我一つしていなかった。目星で血が付着しているのを見つける。新鮮なものだ。ただし、傷はやはり見当たらない


たしか病院の周りをうろついてたらゴブリンが降ってくるところまでだったはず。出会いからいこう

窓ガラスを破って落ちてきたのは、探してたNPCではなくモブ女のゴブリンにする。窓から落ちてきたのは、四肢のない達磨人間であった。口以外はフェイスマスクに覆われていて顔は分からないが、長い髪(NPCの長さに準ずる)と大きな乳房、それと同じぐらい膨らんだ腹部の存在によって

それが妊娠した女性であることに検討をつけることができる。見上げれば3階の外壁が一部崩れており、そこから落下したようだ。しかし女性に目立った外傷はなく、隔離されているためかこれほどの事件が起きてもあたりは静かなままで、誰かが来る気配もない

流産すると母体の生命をすいとってゴブリン誕生の電波を受信したが、うーん出産で死ぬのも悪くないが、うーんどうかな


英訳された魔術書

生物学

医学

教授の執筆した論文、日本語だと摘要のみで、本文は英語

読み込むと自分でゴブリン作れるようになるかも

絵画、彫刻 32オカルト、英語警察医学系 40人類学、生物学、薬学大学生 19言いくるめ、医学、隠れる、コンピューター、投擲大学生 20隠れる、説得、電気工学、図書館


時間帯朝昼晩

スライムとゴブリンの原動力はなんだろうなぁ…ショゴスでも混ぜるか、ゾンビ由来か、結局のところオリジナル魔術にはなるけど、変化のプロセスは考えたが具体的にどうやって変化を開始させるのか、どの程度の時間かかるのか、全く考えていない

バイオ的には一噛みされると終わりだけど、それはちょっとな。投薬か、魔術か、手術か、発狂とか?

簡単すぎるのは良くない、良くないけど、閉鎖病棟の中で行われる何かだよね


この前の帰りの電車で考えたところによると、始まりのスライムかゴブリンがいる。おっさんの妻か娘、ゴブリンだったなら妊娠してたんだろうか?マザースライム、あるいはマザーゴブリンが事故により誕生し、それをどうにかしようともがく過程でスライムやゴブリンを生産してしまう

娘が浮浪者に襲われる、妊娠、事故によりマザーゴブリンに、ゴブリンの調査という名目で行われる浮浪者の粛清、と無駄に繋がるけどその要素は要らない気がする。まあノートの一つとして

スライムが弾けてもまだ生きていて内部の血が抜けることで喉であった部分が出てくるために喋れるようになって、一分ほど会話が可能になる。断末魔の叫びか、会話できるのか、なんにしてもマンドラゴラになっちゃうな

どこまで書いたんだったか、落ちてきたそれは尋ね人の面影を宿しているようで、ただの別人だったはず、だって本物は助けてあげないといけないし。誰もいない静かな隔離病棟、表面は今風のキレイな白い建物であるが、内側は20年ほど昔のボロい造りで

正面玄関はオートロック、ID認証により鍵がされている。裏口はある。見るからにドアだけ古そうで、ただし内側から鍵がかかっているのか押しても開かない。ガチャッ、ガタッ、という音がするだけ

裏口を調べ終えたころに、内側から扉が開く、中から女性が飛び出してくる。飛び出しじゃなくてこそこそでもいいが、探索者たちを見ると、助けてください、どこか安全なところに連れていってくださいとお願いをする

その表情からは焦りと怯えが窺える。どうかお願いします、見つかったら私は殺されてしまう、と語る。心理学を振れば、本当に怯えているようだと分かる。見ず知らずのやつにお願いするか?まあええやろ

彼女の名前を桜(中古)とする。それはともかく、あの隔離病棟で働く看護婦であると言う。桜の他にも若い?男が一人いて、警察の助けを呼ぶ手筈になっていたが、少し前に連絡が取れなくなり、事態を怪しんだ院長により精神病棟に軟禁されていたという

軟禁されてんのに外に出てくるのは意味不明なので、裏口の鍵が看護師か看護婦の家にあることにして、裏口すぐのところにいる看護婦がそれを教えてくれるというのは?

外に誰かいるんですか?君は誰だ?私はここの看護婦ですといった具合に

これで隠れ家へ誘導する。探偵組の方が先に到着することになるかな、これは一日目の出来事だし。警察組は二日目にやってきて、荒らされていると感じる。じゃあ一日目の段階で


ざっくり書いていく.


[chapter:プロローグ]

3/1(金)

朝起きた<探索者の一人>は,朝食を食べながらテレビを見ている.あなたは天気予報を探してチャンネルを切り替えている.

ニュース番組,近所の公園でボランティアによる炊き出しを行ったというドキュメンタリー.

子供向けのアニメ,ドラクエを思わせるファンタジー物

天気予報,今日の天気は晴れ,平均気温は16度,来週も季節外れの暑い日が続きますが,来週末は皆既月食でとても珍しい赤い月が見えるでしょうとニュースキャスターが嬉しそうに語っている.

朝食を食べ終えるころ,探索者は虫の羽音を耳にする.その音の原因は探索者の耳元を通過して,腕に止まった.

見ると,季節外れの蚊が血を吸っている.

<殺すか殺さないかを尋ねる>

・あなたが蚊を殺すと,潰れた蚊から黄色い血が流れた.妙な色だなと思いつつも,あなたは日常に入っていく.

・少しすると蚊はまた飛び立っていった.小さく腫れた腕を気にしつつも,あなたは日常に入っていく.


{chapter:導入}

3/8(金) 朝

警察官の探索者たちに,現場の調査依頼が入る.上官からは,「まだ公にはしていないが,死体の異常性から猟奇殺人である可能性が高い.被害者の死因と,その身元を特定してくれ」と伝えられる.

//尋ねたいことがあれば尋ねてもよい

・死体について

「口で伝えるのは難しいんだが……バラバラ殺人というか……これに関しては実際に見てもらうしかないな.」

・第一発見者,時刻について

「今日の朝6時ごろ,住民の通報を受けた現場の警察官が確認した.特に争った形跡はなく,死体だけがあったそうだ.」

・その警察官について

「あまりのショックで気分を悪くしたらしく,宇都宮病院の精神科でカウンセリングを受けている.話を聞きたきゃ病院で捕まえるか,その内帰ってくるのを待つかだな.」


<探索個所のアンロック>

・警察署

・殺人現場

・宇都宮病院


探偵の探索者たち."行方不明の知人を探してほしい"という依頼の詳細を聞くため,依頼人を待っている.






# by torisora | 2019-02-09 11:17 | coc  

人形屋敷 草稿

最初に考えていたのは人形屋敷を訪ねたら人間そっくりのメイドさんやらがいて,
実際にそれは人形を材料にできていて,探索者も人間にされてしまう話
次は死んだ娘を元に戻すために人間を使う話
こういうのは勢いで書いちゃうのが大事なんだ
まずプロット,適当に集めよう

・人形屋敷に集まる
・魔術で封鎖される,探索の開始
・トラップ?,人形に襲われながら探索をする
・人形のもとになった人間達の記録
・世話役の人形がいて,皆様が人形になるまでお世話いたします,みたいな
・ゲールマンと人形?獣狩りの夢?
・人形は主人を守るべく戦う,そう作られているから
・殺さないでと願う,まるで人のように,愛しているから,そう作られたから
・精神病院
・夢の世界の場所を現実で訪ねる
・陰惨な医療犯罪が元ネタ,今回は生まれ変わりたいとか?


# by torisora | 2019-01-19 14:31 | coc  

うんこ掃除 メモ

必死にうんこ我慢するも漏らしちゃう
恥ずかしさと絶望で視界が暗転し,気づけば暗くてじめじめして薄汚いトイレのような場所?にいる

ニャル様がうんこ漏らしたことをとても辛く思っている人を回収して,
ペットか何か?でかい生物の腹の中にぶちこんで飯の残骸の掃除をさせる.
無事任務達成すれば元の世界に戻り,うんこ漏らした事実を無かったことにしてくれる.
つまりうんこ漏らす直前に戻る.その後エンディング中に我慢できるかどうかはダイスで

うんこ掃除中の先輩NPCとして血小板ちゃんが登場する.
彼女はいつの間にかここにいて,ずっとここでうんこ掃除をしている.
本人はうんことは思っていない.おいしくいただいている.
「普段は一人で処理しているけど,たまに一人では処理しきれないほど大量に出てくるときがある.」
「そういう時は,どこからか貴方達のような人たちがいつの間にかやってきて,そして全て処理したらいつの間にかいなくなっている.」
「だからきっと,貴方達もこれを全部食べ終えたら帰ることができるんじゃない?」
血小板ちゃんは黙々と,あるいは笑顔でうんこを食べ続けている.
この場所にはうんこ以外に食料はない.食べるのが嫌ならどこかにあるかもしれない出口を探すとか,
うんこをそこまで運ぶとかっていうのもあるかもしれない.
ニャル様からの置手紙は「全部きれいにしろ」ぐらいにしておいて,そういう選択肢があってもいい
でも食べない場合はがんばって早く処理しないと飢えて死ぬ
<POW*3>で対抗ロールして腹が減りすぎて食べたいとか,血小板ちゃんがおいしそうに食べているので本当はおいしいんじゃなかとか思い出す.

任務達成後に血小板ちゃんを説得すると外に連れて行くことができるが,
彼女は掃除されていない公衆便所のような汚い場所でしか生きることができない.
外のきれいな空気ではまともに呼吸できずとても苦しそうにするし,
普通の食べ物もまずすぎて食べることができない.
唯一排泄物だけを飲んで食べることができるが,
この世界に来ると同時に今まで食べていたもの,そしてこれからも食べ続けるであろうものが
排泄物であるということを知ってしまう.

うんこを食べているとなんらかの痕跡を発見するとか,
弱い神話生物が食われて流れてくるとか,
歩いて探索していると便秘があってでもそこから出られるかもしれないとか,
じゃあうんこを潜り抜けて進むのか,とか

9/8
急激な便意により通りすがった公園のトイレや商業施設のトイレ、自宅のトイレ、学校のトイレに駆け込むも、
薄汚い個室は便器が詰まっており汚水が溢れ排泄物が蓋から溢れてひどい悪臭を放っている
ここのトイレは綺麗なはずなのに、と疑問を抱く間も無く、
探索者は我慢の限界を迎えおびただしい量の糞尿をを排泄してしまう
汚物と共に排泄されていく人間としての尊厳、下着やズボンを濡らす不快感、そして耐え難い悪臭により探索者は目眩を覚え、その場に座り込んでしまう
そして頭上から探索者をあざけ笑うような声が聞こえた
「ダメじゃないか、トイレをした後はちゃんと流さなきゃ」
次の瞬間探索者は体を人形のように鷲掴みされ、頭から便器へと突っ込まれる
逆さまの視界に映ったのは、巨大な便器から溢れる汚物、自身を掴む巨大な腕、そしてその人物が、真っ暗な顔に浮かべた歪んだ笑顔であった
探索者は自身を包む汚物と汚水と共に流され、必死で目と口を閉じても染み込んでくる汚らわしい刺激と、上下左右に激しく流される衝撃により意識を失う
####ここまで導入

#### Aの部屋
気づいたときには薄暗くジメジメとした、いやベチャベチャした部屋であった
地面から振り上げた手には付着しているのは押し潰された誰かの排泄物であり、衣服は汚水を吸ってずっしりと重くなっていた
意識を取り戻した探索者は、特に口の中および腹の中から感じる不快感により強烈な吐き気を催し嘔吐してしまう。
## <HP-1> <sanc> 1/1d3
部屋全体を満たしている鼻が曲がりそうな悪臭を堪えながら辺りを見渡すと、
床を埋め尽くしても足りずに山となっている悪臭を放つ塊、他の探索者たち、部屋をぼんやり照らしている小さなランタン、
汚水がちょろちょろと流れ続ける水路、そして奥へと続く道が一つあった
####この時点で持ち込みは全て破棄。壊れるか、流されてどこかにいってしまう
あと小さくなっていたと思われる体も元に戻る
水路を北として東に通路、南西角にうんこの山

###ランタン
心許ないが唯一の光源である。近づいて状態を確認すると、中に小さなメモが入っていることが分かる。
##<目星> に成功すると内容が分かる。
「トイレの詰まりは自分達で直さなきゃね」
読み終わるか全員失敗するとランタンの火によって燃えてしまい、どこからともなくアハハハハと楽しそうに笑う声が聞こえた
辺りには探索者たちの他には誰も存在せず,頭の中に直接響いたような声に不安を覚える
##<sanc> 0/1
##ランタンを持っていれば暗がりによる補正をマイナス10に抑えることができる.

###うんこの山
探索者の身の丈を越えるほどの排泄物が山のように積み上げられている
強烈な悪臭を放っており、近づくほどに吐き気を催す。
ランタンをかざすと、山の中から何か光るものが見えた気がするが、距離が遠くてよく分からない
##山に近づいて暗がりの中<目星-20>
成功で山に突き刺さった表面が金属のペンを見つける。
失敗すると、薄暗い中で山を探していた探索者は足元の少し大きな汚物を踏んづけてしまい前のめりに転んでしまう。
咄嗟に出した両腕は、しかし汚物の山に突き刺さるだけで体を止めることはできず、正面から汚物の山に突っ込んでいく。
##<RP>させる.本人がうんこの山に突っ込むことは確定している.
助けを求めて手を伸ばすとか,悲しそうな視線を向けるとか,驚きの声を上げるとか.

#声を発した場合
探索者は以上のような声を発した.つまり汚物の山に突っ込む直前にその口は開かれていたのだ.
探索者の口いっぱいに汚物が入り込み,悪臭が内側から鼻孔を刺激する.
##<POW*5> パニックに陥るかどうか
パニックに陥った探索者は慌てて山から飛び起きるが,その際に口の中に入った汚物を飲み込んでしまう.
探索者の体はそれを反射的に吐き出そうとするが,先ほど嘔吐したばかりのため腹部が強烈にひくつき,
引きちぎられそうな腹の痛みと共に口から汚物を吐き出す.
##HP-1 さらに開幕のCon対抗で減っていなかった場合は<HP-1> <sanc 1/1d3>
成功した探索者は自身の状況を冷静に理解し,口の中に入り込んだ汚物によってもたらされる吐き気や悪臭をこらえながら,
汚物の山から身を起こす.口から汚物を全て吐き出し,それでもなお残る口内の耐えがたい不快感にえずきが止まらない.
##食べなかったのでHP減少は0 <sanc 0/1>

#声を出さずに目くばせ,顔を合わせる等視線に関するRPの場合
探索者は助けを求めるように他の探索者を見ていた.つまり汚物の山に突っ込む直前にその目は開かれていたのだ.
探索者は目を閉じることができないまま汚物に突っ込んでしまい,目に汚水が入り込み焼くような痛みが走る.
##<POW*5> パニックに陥るかどうか
失敗した探索者はパニックに陥り,慌てて山から飛び起きると汚物が入り込んでしまった目を汚物にまみれた手で擦ってしまう.
擦ることで汚水が深くまで入り込み,もはや目を開けることもできない.
##HP-1 しばらく目を開くことができない.全ての技能-50 <sanc 1/1d3>
成功した探索者は山から身を起こし,入り込んだ汚水によりもたらされる痛みで目をしっかりと開くことができない.
##HP-1 しばらく全ての技能-20 <sanc 0/1>

全員が失敗した場合でも汚物の山から起き上がった際に光に反射する何かを発見する.
拾い上げてみると,それは表面が金属のペンであった.
さらに調べてみると,どうやらペンライトのようだ.頭を押すとペン先から強い光を放つ.
暗闇を明るく照らすその光にホッとするが,少しするとチカチカと明滅して消えてしまった.
再度点灯するとまた強い光を放つが,またしても消えてしまった.
壊れてしまっているのか,2,3秒程度しか続けて点灯することができないようだ.
##つけっぱなしで行動することはできない.1部屋で1度だけ点灯することができる.
ダイスロールの際には点灯することで暗がり補正を無効にする.

####水路
直径50cmほど,人が通るのは難しいであろう円形管が北の壁の中ほどにあり,
そこから汚水がちょろちょろと流れ続けている.時折ぼとぼとっと音がし,見ると流されてきた汚物が床に溜まっているようだ.
##<アイデア>
成功した場合,流れ出た汚物はそのまま汚水管の下に溜まっているのに,汚物の山は部屋の南側に存在していることに違和感を覚える
強い水流によって流されたのだろうか,それとも誰かが,あるいは何かが移動させたのであろうか.
探索者は早くこの部屋から離れた方がいいと感じる.
失敗した場合,何故だか分からないが不安を感じる.早くこの部屋から移動したいと思う.

#この部屋にとどまり続けた場合,大きな水音と揺れを感じ,さらに時間が経過すると汚物が流されてきて
探索者も汚物の山の構成要素となる.死にはしないが流された際に汚物を飲み込んでしまい<Con-1><sanc 0/1>

####奥へ続く通路
1.6mほどの高さで,SIZ12以上の探索者は屈みながらでないと進むことができない
幅は壁に体を押し付けながら横になることでギリギリすれ違うことができる程度
ただし,天井,側面,床,いずれも汚物がこびりつきぬめった壁であり,触れると嫌悪感を抱くだろう
あるいは既に汚物に塗れているのであるから,今更気にすることではないのかもしれない.

#下水道はだんたん太くなっていき,最終的に汚水処理施設へとたどり着く.
このあたりは作られた時代が古く,人の手で定期的に掃除されていたが,
担当者が失踪し仕事を引き継ぐ者もいないため,事実上放置されている.

探索者たちは狭い通路をまっすぐに進んでいく.
部屋に積もっていた悪臭元から遠ざかっているからだろうか,段々と臭いが薄くなっているような気がする.
しかしそれと入れ替わるように,先ほどまでは見かけなかった小さな黒い粒粒が飛び交っていることに探索者たちは気が付く.
ランタンの薄闇に照らされて,恐らくハエであろうそれは,探索者たちを取り巻くようにふわふわと揺れている.
不意にひときわ大きな黒粒が一人の探索者の顔めがけて飛来する.
#10mm程度.ニクバエ.動物の死体や糞を餌とする

##<POW*5> ハエを避けるのを我慢するかしないか
成功した場合は,驚きつつもぎゅっと体を硬直させて動かず,ハエがあなたの頬に停まったのを感じる
肌の上を歩く羽虫の不愉快な感触をじっと堪えて我慢していると,やがてハエはまた飛び立っていった.
失敗した場合は,思わずハエを避けようとして動いてしまう.
##<1d3>
1.天井に頭を打つ
2.側面に手をついてしまう
3.前あるいは後ろの人を押してしまいドミノ倒しとなる

そのまま進んでいくと先ほどと同じような四角い部屋にたどり着く.

#### Bの部屋
#死体ドッキリゾンビの部屋

部屋の中に入ってランタンを掲げると,右手に今通ってきたものより大きい通路,
左手にも同じような大きさの通路,そして左手奥に何かが地面に突き刺さっているのが見える.

### 死体林
・遠くから調べたい場合はペンライトを使わせる.ランタンのみなら<目星-20>
#ペンライトを灯す 自動成功
探索者がペンライトを取り出して照らしてみると,暗闇の中に照らし出されたのは人間の顔であった.
抜け落ちた毛髪,腐り膨らんで爛れた皮膚,虚ろな眼孔の中では小さな何かが蠢いていた.
探索者が驚きの声を上げると,ペンライトが明滅して消灯し,暗闇がその顔を覆い隠してしまった.
## <sanc 0/1>

#ランタンで遠くから
探索者たちがランタンの薄明りに照らされた暗闇の中に目を凝らしてみると,
人影のようなものが宙に浮いているのが分かった.その頭のあたりに目を移したとき,
不意にランタンの炎が激しくなり部屋を明るく照らし出した.
はたしてそれは人間の顔であった.抜け落ちた毛髪,腐り膨らんで爛れた皮膚,虚ろな眼孔の中では小さな何かが蠢いていた.
探索者が驚きの声を上げると,ランタンはもとの薄明りに戻り,その顔は暗闇の中へと戻っていった.
## <sanc 0/1>

#死体の存在に気付いた時点でこの部屋に立ち込めている腐敗臭に気づく
それと同時に,どうして今まで気づかなかったのであろうか,強い腐敗臭があたりを満たしていることに気が付く.
先ほどの部屋で嗅いだものとはまた異なった,あまりに強い臭いのために
探索者たちの目からは涙が溢れ出てくる.

#近づいて調べる
探索者たちが近づいて調べてみると,地面に突き刺さっていたのは頭の先から槍に貫かれ地面へと縫い付けられた
人間の死体であった.いずれも腐敗が進んでおり,
爛れた皮膚から垣間見える黄色い脂肪の膜に覆われた赤黒い筋肉,異様に膨れた腹部,
貫かれた槍に沿って流れ落ちる黒ずんだ液体,それらとは対照的な白い蛆虫が虚ろな眼孔の奥から這い出ては戻っていった.
##<sanc 1/1d3> ただし遠くから調べて既に減少していた場合は,その分を除く
##<目星, 医学, 幸運, 他死体を調べる場合 -20>
・成功
成功した探索者の内一人が,死体の上着のポケットから手帳を見つける.
黒い液体がしみ込んでおりほとんどのページは読むことができないが,
かろうじて読むことのできる部分がある.
「******.俺たちはエサだ.あのカエルみたいな化け物は,殺した人間を地面に突き刺して放置し,
 腐敗が進んだらエサとして渡しに行くんだ.*******.」
・失敗
死体の衣服の内側を調べてみるが,特に何も見つけられない.
#手帳を見つけた探索者を除いてランダムに一人
探索者たちが死体を調べ終えたとき,<探索者A>は死体を調べた際についてきたのだろうか,
自分の腕を白い蛆が這っていることに気づく.慌てて振り払おうとした拍子に,突き刺さった死体を思い切り叩いてしまう.
次の瞬間,ブリュッブシャアアという音とともに膨らんだ腹部が破裂し,中から黒ずんだ液体と内臓だったもの,
そして大量の蛆虫が飛び出し,<探索者A>に降りかかる.
##<sanc 1/1d3> <HP-1>

#槍について
2mほどの大きな槍が,探索者と同じ数だけ,人間を貫いて地面に刺さっている.
槍の足元にはたくさんの白骨が積もっていた.
いったいどれほどの力があれば,これほど大きな槍を扱い,そして人間を串刺しにして地面へ突き立てることができるのだろうか.

##死体林を調べ終わったところで<聞き耳>
そばの通路からビタ,ビチャと重い足音が聞こえる. (Bの北の通路,実質行き止まり)
もしもこちらへ進んだ場合はムーンビーストと戦闘,広くない通路なので回避は自動失敗,DEX対抗で逃げ出せる
部屋で待機した場合はムーンビーストの描写,そのまま逃げ出すのは可.

#ムーンビーストの描写
通路の奥から現れたのは,灰色がかった白色の,目のない大きなヒキガエルのような化け物であった.
曖昧な形の鼻先にはピンク色の短い触手がかたまって生えていた.
<sanc 0/1d8>
それは大きな体をのそのそと動かし,地面に刺さっていた槍を死体ごと抜き取ると,そのまま南の通路へ進んでいった.
ビタ,ビチャという足音は通路をまっすぐ進んだ後左に曲がり,やがて聞こえなくなった.
#ムーンビーストをやり過ごしてから北の通路へ進むと二匹目が出てくる

###南の通路
通路の先から水の流れる音が聞こえてくる.少し進むと左右に伸びる直径2mほどの円形の通路にぶつかる.
通路の両脇には足場があり,中央を下水が流れている.深さは膝上ぐらいまでだろうか.
下水は右手(西)から左手(東)へと流れていく.

###下水 西・上流
下水路を右手に向かって進んでいくと,途中で足場の部分が崩れて無くなってしまっていた.両端とも.3m程度の幅?
もしもこの先へ進みたいのであれば,下水の中を通って奥の足場までたどり着く必要がある.
崩れた足場の手前,壁面にもたれるようにして座り込んでいる人影が見えた.
#死体を調べる場合
既に死んでいる.その顔は恐怖と苦痛に歪み,手は助けを求めるように伸ばされていた.
まだ腐敗しておらず,死後あまり時間が経過していないと思われる.
下水に入ったのだろうか,腰のあたりまでぐっしょりと濡れている.

#この人物は下水を上流に進んでいこうとしたが,増水し押し流され,貯水槽でムンビに捕まって殺されゾンビとなった.
 この場所に配置されているのは次の探索者を驚かせて楽しみたいだけである

ズボンのポケットに手帳が入っているのを見つける.
下水を吸って茶色くふやけているが,最後の方に次のような記述を見つける.
「出口を探してここまで来たが,通路が崩れてしまっている.進めないこともないが,果たして出口はあるのだろうか?
 とはいえあっちはダメだ.行ってはいけない.あの大きな恐ろしい赤い目,聞くものを威圧する羽音…….
 上の方にどこかへ続く扉が見えたが,きっと登りきる前に殺されてしまうだろう.」

#手帳を読み終わった
手帳を読んでいる探索者以外で<目星-20>
成功した場合,仰向けになっている死体がかすかに動いたような気がする.失敗は特になし
#RPで伝えさせる,行動させる
突然死体が起き上がり,伸ばされた手は探索者を掴もうとする.
##手帳を読んでいた探索者は<DEX*5 or 3,回避もちなら回避>でロール.注意を喚起された場合は*5, そうでない場合は*3
・成功
探索者は咄嗟にあとずさり,起き上がった死体に掴まれるのを回避する.
死体はそのまま下水へと落ち,流されていった.
## <sanc 0/1d3>
・失敗
探索者は起き上がった死体に捕まれ,そのままもつれて下水へと落ちてしまう.
#窒息ロール 62p <CON*6>から
・成功 我慢できる
・失敗 <HP -1d6>
他の探索者が助けた場合はそこで終わり,助けないかそもそもいない場合は意識を失い流されていく.

###さらに上流へ進む場合
下水の流れに逆らって進み,なんとか足場までたどり着くことができる.
そのまま通路の奥へと進んでいくと,次第に水音が激しくなってくる.同時に水嵩も増していき,
気づけば足場の上まできている.それに気が付くと,突然奥から下水路を全て埋めつくす濁流が探索者たちを襲い,
探索者たちは濁流に飲まれ下流の方へと流されていく.

###下水 東・下流
探索者たちは下流に向かって下水路を進んでいく.
どれほど歩いただろうか,水の流れ落ちる音が聞こえ始めると,通路の先に大きな開けた空間が見えた.
出てみると,そこは巨大な円筒状の部屋で,上も下も先の方は見えずに真っ暗であり,どこまで続いているのか分からない.
下水は探索者の足元から網目状の足場を通って下へと流れ落ちている.円筒の側面に沿うようにして階段が下から
上までずっと続いている.

#下水を流されてきた場合,網目状の足場で柵にぶつかって停止する.
 ゾンビは柵を超えて落ちていくので,探索者がそのまま死んでしまうことはない

##<目星-20>
この円筒の階段の上の方に,一つ扉がついているのが分かる.この円筒の部屋があまりに巨大なため
正確な距離は分からないが,なんとかたどり着くことはできるだろう.
探索者たちよりも下の方には,特に見当たるものはなかった.深淵を思わせる闇の中へと階段は降りていく.
#目星の際にランタン,あるいはペンライトを用いた場合
突如として円筒状の部屋が震えだす.その振動は,探索者たちの遥か下,この闇の中から来ているようだ.
そして何かを震わせる大きな音が下から響く.光の届かない闇の底から,何かが,確実にこちらへと向かってきているのを感じた.
探索者たちが闇の中に目を凝らすと,そこから二つの大きな赤い目が浮かび上がってきた.
その巨大な目はいくつもの小さなものに分割しており,目の間には巨大な触覚があった.
そしてそれに続くようにして巨大な体,羽,そして壁面を登る毛の生えた足が浮かび上がってきた.
先ほどからの振動は,この巨大な羽が震えることによるものだった.飛んでいる訳ではないが,その見た目と音の大きさに
探索者たちは圧倒されてしまう.
##<sanc 1/1d4>

この巨大なハエは今はまだ遥か下方に見えるが,この部屋そのものの巨大さのせいで,後どれだけの距離があるのか分からなくなってしまっている.
#下水路を戻ろうとした場合
下水路へと振り返り,戻ろうとした探索者たちは,羽音や水音に混じってビチャ,ビタという大きな足音が聞こえる.
それはゆっくりと,確実にこちらへ向かっていた.

###上部の扉を目指す
探索者たちは階段を走り,上部の扉を目指す.探索者たちを追いかけるようにして,
円筒の壁面を登り巨大なハエが,そして階段からは2mほどあろうかという目のない巨大なヒキガエルが迫っていた.
その手には,先ほどの部屋で見たのと同じ巨大な槍を握っていた.
##ムーンビーストと初めて遭遇した場合は <sanc 0/1d8>

ここからはDEX対抗 ムーンビーストDEX10 ハエDEX13 処理がめんどうなのでまとめてDEX12とする
出口までは3Rとする.各Rで対抗に成功すると距離が+1,失敗するとハエ-2,ムンビ-1とする
各Rの最初に距離修正の処理を行い,距離差が0以上になってしまうとそのRで攻撃される.
初期距離はムンビ-2, ハエ-1
ランタンを灯している場合,モンスターの成功判定に+10
ペンライトを灯した場合,ハエなら1R動きを止める.DEX対抗失敗しても距離修正なし.
ムンビは怒りその探索者を狙うようになる

・ムーンビースト 
<槍> 25%, 1d10+1 単体
・ハエ
<前足> 40% 1d3 全体攻撃
<舌> 20% <STR対抗, 10> 次RのDEX自動失敗 単体
<羽ばたき> 30% 次RのDEX-2 全体


### 3R経過,扉にたどり着く
探索者たちは階段を駆け上がり,円筒の壁面に設けられた扉へとたどり着く.
両開きの大きな扉で,鍵などはかかっていないが頑丈そうな造りをしている.
背後に迫る恐怖に駆られ,勢いよく扉を開けると,先ほど通ったのと同様な円形の下水路であった.
脇目も振らずに駆け出していく探索者たちであったが,前方からドドドと大きな水音とともに
茶色い汚水がうねるように暴れながら迫ってくる.水路を埋めつくすほどの濁流に飲まれ,
探索者たちは流されていく.息のできない苦しさに耐えながら,ぎゅっと目を閉じていると,
ふっと体が宙に浮く間隔を抱く.目を開けてみると,探索者たちの体は円筒の部屋の柵を乗り越えて闇の中を落ちているところであった
巨大なハエが逆様になって濁流溢れる扉の上方に張り付き,巨大な前足をすり合わせながら探索者たちを見下ろしていた
濁流とともに暗闇の中へ落ちていき,上下左右の間隔も失ってしまったところで,探索者たちは意識を手放してしまった.

###エンディング
探索者が気が付くと,始まりのトイレに駆け込み用を足したところであった.
目だった汚れもなく,清潔感に溢れるトイレで安心する探索者であったが,
先ほどの出来事を思い出してしまい,こみ上げる吐き気を抑えることができず嘔吐してしまう.
胃をひくつかせ,喉を焼きながら吐き出される吐瀉物をに,どこから入ってきたのであろうか
一匹の少し大きなハエがやってきてそのそばに停まる.
そのハエは前足をすり合わせながら近寄り,吐瀉物を舌で舐めるのであった.
強い苛立ちを覚えた探索者は,その怒りに任せてハエを踏み潰す.
黄色い吐瀉物の中に黒い液体を滲ませて,潰れたハエがぴくぴくと手足を痙攣させていた.

###クリア報酬
生還 1d6
排泄物,悪臭,腐乱臭に対する耐性

# by torisora | 2018-08-16 23:15 | coc